戦前、ドイツの技師から精度の高いタービンポンプの据え付け技術を学んでいた初代は当時のお客様からの信頼も厚く、独立してからは関東近辺の荏原製ポンプ据え付け工事を一手に引き受け、日本高度成長期のインフラに貢献してまいりました。初代も仕事一筋のひとで、創意工夫によって技術を磨き、多くの社員を育てました。時代は変わり、今は合理的な人がよいのかもしれませんが、昔ながらの職人気質が今の常松を支えているように思えます。 　
さて、今の時代に会社が存続するためには昔のやり方だけでは難しいでしょう。
社員同士話し合い、納得できるように会社を変えてゆかなければなりません。方法論は時代に合わせて変えてゆくことが必要でしょう。しかし、物作りの基本精神は変わりません。
先輩たちが残してくれた精神と技術が社員の中に息づいていくならば会社は続いてゆき、社員ひとり一人の生活を守ってくれることと思います。
なぜならば、会社は社員のために、社員は会社のために存在するコインの裏表のような関係なのですから。

代表取締役社長常松 靖一